Q1.印鑑ってどんな時に使うの? |
A.印鑑は・・・この世に人が誕生すれば出生届に捺印しますし、結婚・離婚・売買・契約など節目節目には必ずといっていいほど印鑑を使用する機会は数多くあります。果てには死亡届までと、その方に一生涯ついてまわりますので、特に実印は出来るだけ品質の良いものを選びましょう。
<主な印鑑の使用機会> |
▼ 出生届 |
誕生した日より14日以内に医師の出生証明書と出生届を市役所・市区町村役場に提出します。その際、印鑑が必要になります。 |
▼・ 婚姻届 |
婚姻届には夫婦と証人2人以上の証人が署名して捺印します。又 離婚届に は成人の証人2人の署名と押印が必要になります。 |
▼ 養子縁組届 |
養子縁組届には家庭裁判所の謄本・本人の戸籍謄本・届出人の印鑑がそれぞれ必要になります。 |
▼ 住民移動届 |
住民移動届は、転出は転出予定日まで転入は転入後14日以内に、それぞれの届けに捺印して提出します。 |
▼ 死亡届 |
死亡届 は死亡者の親族によって7日以内に死亡診断書と共に捺印して提出します。 |
▼ その他 |
公正証書を作るとき・不動産登記・銀行での融資を受ける場合(実印と印鑑証明書が必要)・株券・有価証券・定期預金・電話登記・自動車の売買・各種保険等 |
|
|
Q2.印鑑登録ってどんな印鑑でも登録出来るの? |
A.市町村条例により若干の違いはありますが、以下に記したような印鑑は登録出来ません。
・ 同一原版によって量産された同形印。(三文判・シャチハタ浸透印など)
・ 印影が不鮮明などで照合が困難なもの
・ ゴム印など熱や薬品などによって変形しやすいもの
<印鑑登録に必要なもの>
・ 登録する実印 ・ 免許証やパスポートなどの写真付き身分証明書 ・ 登録費用
※代理人が登録申請する場合は、委任状と代理人の印鑑が必要です |
Q3.実印って名字だけでつくってもいいの? |
A.基本的にはフルネームですが、姓または名のみでも実印登録は出来ます。
独身の女性の方など、これから先に姓が変わってしまう可能性のある方には、当店では名のみで実印を作られる事をおすすめしています。 |
Q4.印鑑が欠けてしまったのですが・・・彫り直しは出来ますか? |
A.彫り直しは可能です。ただし印面を2〜3mmほど削りますので、印鑑が少し短くなります。料金は印材によって異なります。 印鑑改刻(彫り直し)のお値段表
彫り直した印鑑が役所に登録している印鑑だった場合は・・・役所にて改印申請書に記入し、新しく作った印鑑と共に申請してください。 |
Q5.使わなくなった印鑑があるのですが・・・ |
A.毎年10月1日(印章の日)にいくつかのお寺にて印章供養というものを実施していますので、使用しなくなった印鑑を当店に持参またはお送りくだされば、印章供養に持っていきます。料金はかかりません。当店営業日であればいつでも受け付けておりますので、お気軽にお持ち込みくださいませ。 |
Q6.実印、銀行印、認印 ってどういう風に使い分けたらいいの? |
A.一般に個人が使用する印鑑には 実印・銀行印・認印 と3種類あります。なかには実印と銀行印を併用している方や銀行印と認印を併用している方がいらっしゃいますが、それはセキュリティの面でもあまりおすすめは出来ません。実印・銀行印・認印 にはそれぞれ役割があります。それぞれの役割については下記をご参照くださいませ。 |
▼ 実印とは |
市町村役場から印鑑証明書がとれる印のことを実印と呼んでいます。住民登録のしてある役所に印鑑登録をした時点で法律的な効力を持つようになります。 |
▼ 銀行印とは |
法律的には、銀行印という特定のものは存在しません。実印を必要としないが、金銭の受け渡しなど、実生活で金銭を管理する上で重要な印を銀行印と位置づけています。流動資産関係に使う印で、預貯金のためには金融機関に登録する必要があります。従って、既成の大量生産の印では金融関係で断られるケースもあります。大切な財産管理に使う銀行印こそ材質のしっかりしたもので作るべきでしょう。 |
▼ 認印とは |
認印の使い分けは 書留・小包・宅配便その他用途多岐にわたります。日常的には、毎日家庭や会社に届く荷物の受取りの証しとして必要な印です。実印・銀行印よりひとまわり小さく作るのが普通です。荷物の受け取りなどには、浸透印のような便利なスタンプ印ができているので、普通の荷物の受け取りに大変便利になっています。たかが「三文判」といえども捺印する以上は責任が発生するので、押印の際はくれぐれも慎重に。 |
|
|
Q7.印鑑を紛失してしまった場合にはどうすればいいの? |
A.印鑑(実印・銀行印)を紛失した場合には、ただちにその印鑑の効力を失わせなければなりません。(万が一にも他人の手に渡ってしまうと非常に危険です)直ちに市町村役場や区役所、または登記所にその旨を届け出、そしてさらに改印届を提出します。
紛失された印鑑が銀行印だった場合には、事故届を提出すると同時に改印届を出し、紛失した印による銀行取引などが行われないようにしなければなりません。加えて、その印が使用された形跡があった場合、すぐに知らせてもらえるようにしておくと良いでしょう。 |
Q8.カタカナで姓名すべてを入れた判子を認印で作る事は可能でしょうか?(例:カタカナ6文字) |
A.認印のカタカナ6文字での作成は可能です。但し、三文判の場合はご注文フォームの入力可能文字数が3文字となっておりますので、お手数ですがE-mailまたはFAXでご注文いただくか、ホームページよりご注文いただく場合には通信事項覧にて彫刻文字をお知らせ下さいますようお願い申し上げます。カタカナの場合は6文字(2行)まで作成可能。(追加料金はございません) |
Q9.「銀行印は文字を縦書きではなく横書きにした方が良い」と聞いた事があるのですが、本当ですか? |
A.銀行印の書き順につきましては、印相学的に言いますと金運に吉という事で横書でお作りする事が多いです。当店でもセットの銀行印は横書きにてお作りさせていただいております。また、単品でもご依頼いただければ「横書き」でお作りさせていただきますので、その旨お気軽にお申しつけ下さいませ。 |
Q10.印鑑の彫刻は手彫りですか? |
A.現在、印章組合等でも問題になっているのですが、印鑑の作成方法を明記する際に「完全手彫り印鑑」「手仕上げ印鑑」「機械彫り印鑑」という種類分けがございます。「完全手彫り印鑑」とは文字通り印影を書く事から最終の仕上げまですべて人の手によって作られた印鑑を指します。これらの作業のいずれかでも機械を使うと「手仕上げ印鑑」「機械彫り印鑑」という事になります。当店では粗彫りという作業を機械で行っておりますので「手仕上げ印鑑」に該当します。
ただ、手仕上げと申しましても店舗により程度に違いがあるかと思いますが、当店では仕上げ作業は職人の手作業により印刀で枠や文字の線を綺麗に丁寧に仕上げておりますので、品質に関しましてはどうぞご安心いただけましたらと存じます。
また、参考までにですが当店の印鑑(実印・銀行印)の製造工程はこちらの「芳文堂 印鑑製造工程」のページをご覧下さいませ。
|
Q11.銀行印を横書きで作る場合、右からと左からのどちらが良いのですか? |
A.一般的に印鑑の文字は右から読むという決まりがございますので、少し馴染みは薄いようですが、右から左へ文字を入れる方が良いと思います。
また、当店では横書のご注文で特にご指定のない場合には右から左へ文字入れをさせていただいております。 |
Q12.男性の銀行印を名前のみで作成しても良いのですか? |
A.男性の場合でも下のお名前のみで実印・銀行印と共に登録可能でございますし、何も問題はございません。
余談ではございますが、お子様の銀行印等で下のお名前のみで印鑑をお作りになられる方はたくさんいらっしゃいます。
|
Q13.法人用印鑑のキャップ(サヤ)が堅くて外れないのですが、どうすればいいですか? |
A.特に水牛等の場合には乾燥等により印材が伸縮してしまう事や朱肉が溜まってきますとサヤが外れにくくなる事がございます。
そのような場合には、印鑑の蓋面を下にして、(お湯ではなく)水に蓋の半分〜3分の2程度が浸かるように小一時間浸してみて下さい。通常ですとこの方法で蓋が外れやすくなるのですが、それでも外れない場合には、(当店では)当て木を使って多方向から少しづつ叩いて外します。(手で力を加える場合にも一方向からではなく多方向から力を加えてみて下さい。ゴム手袋等すべりにくくなるようなものを使うとより効果的です)
※無理に外そうとしすぎると印材に傷がつく恐れがございますのでご注意下さいませ。 |
Q14.他社では、5年間、10年間保証(印面の欠けや磨耗において、捺印不能な場合)とういものを見受けましたが、御社ではそのような保証制度はございませんか? |
A.お問い合わせいただきました印鑑(実印)の保証制度についてですが、当店の保証制度は下記の通りとなっております。
<芳文堂 印鑑保証> 期限はございません
劣化・落下による破損など・・・当店でご購入の印鑑(開運実印・開運銀行印・代表者印・角印・割印)は いかなる理由でも半額にて作成し直します(お作りさせていただいた印鑑と交換になります) ※ただし新しく作るので同じ書体でも同じデザインにはなりません事をご了承下さいませ。 また、ご購入より一週間以内での破損はいかなる理由でも返品交換扱いとさせていただきます。
※上記の当店保証制度につきましては無期限にて適用させていただきます。
他店では何年保証といったような保証制度を取り入れているようですが、当店では保証制度の制約によるトラブル等の防止の為に、期限による保証制度は取り入れておりません。但し、常識的な範囲であれば出来る限り対応させていただきたいと思っております。
また、(お話が少しそれますが)天然印材(象牙・水牛・ツゲ)の耐久性につきましては、衝撃による破損を除けば、10年以上は摩耗・腐食などなくご使用いただけると思います。
|
Q15.短いアルファベットで横並びで実印と角印、銀行印を作りたいのですが、可能でしょうか? |
A.お問い合わせいただきましたアルファベットの印鑑につきましては、作成可能でございます。実印・銀行印につきましては通常では回り文字(外枠に会社名・内枠に代表者印等)でお作りしますが、もしご希望の配字の形等ございましたら、ご希望に添えるようにお作りさせていただきますので、その旨お申しつけ下さいませ。 |
Q16.法人用の印鑑(代表者印・銀行印)は2重枠になっていますが、中にはなんと入れると良いのですか? |
A.法人用の印鑑は2重枠になっておりますが、一般的には外枠に会社名・屋号、内枠には下記のように入れます。
<代表者印(実印)内枠文字>
● 株式、有限会社・・・「代表取締役印」等。
● 合資、合名会社・・・「代表者印」等。
● 個人事業・・・「代表者印」「(個人名)」等。
<銀行印 内枠文字>
● 一般的には代表者印(実印)と同じにしますが、実印と区別しやすいように「銀行之印」と彫刻する場合もあります。 |
Q17.印鑑にはアタリ(上下がわかる目印)は付きますか? |
A.「印鑑のあたり・前印」についてですが、印相学的に申しますと、印鑑(特に実印)とは自己の分身と考えられておりまして、上下がわかるようにアタリを付ける事は「身に傷を付ける」事で良くありません。当店の実印・銀行印はこのような理由からアタリを付けておりません。(当店の実印・銀行印にはアタリは付いておりませんが上下がわかるようにシールを貼らせていただいております)
また、余談ではございますが、印鑑はご契約等重要な機会に捺印する事が数多くありますが、捺印する際にはご自身で印面の上下を確認し、一息ついてから捺印するというのが以前と言いますか、本来の形ですので、上下がわかるシールもご不要でしたらどうぞお剥がし下さいませ。
|
Q18.印相判断書の名前の画数が辞典と異なっていますが、間違いではありませんか? |
A.姓名学や印相法における画数のとり方は一般に使われている漢字辞典とは異なった「文字成立の根本理(文字の六書)」の算定方法をとっています。
当店では、文字の源体である篆書の構成で、文字本来の数意になるという事から、上記の数え方を採用しております。
もちろん、開運印鑑の書体(印相体)も基本となる文字は篆書体が元になります。
<例>
さんずい(水)4画 |
くさかんむり6画 |
りっしんべん(心)4画 |
けものへん(犬)4画 |
しんにゅう7画 |
てへん(手)4画 |
たまへん(玉)5画 |
ころもへん(衣)6画 |
しめすへん(示)5画 |
おおざと(邑)7画 |
こざとへん(阜)8画 |
|
個別の文字の画数につきましては画数早見表にてご確認下さいませ。 |
Q19.印鑑のお手入れ方法を教えて下さい! |
A.印鑑のお手入れにつきましては、印鑑の材質によりお手入れの方法が変わります。
詳しくはお手数ですがこちらの印鑑のお手入れ方法をご参照下さいませ。 |